今も尚、安定し定期検診に来られています。
見た目より機能優先の治療
「1本でも多く歯が残るために」をテーマに
インプラント技術しています!!
インプラントの上部構造、被せ(クラウン)は、万が一の修理に対処しやすいよう、すべて脱着を可能としています。天然歯5本・インプラント15本の混合設計です。サイナスリフト・GBR等の手術も各所行っています。
この患者様は、インプラントの必要性を理解していたため、各医院の相談に行かれ、自分に合う医院探しをしていると言われておりました。それから早1年です。
この患者様の訴える・求める内容は、ごく当たり前のことであり、よくインプラントを勉強されている結果からの要望であると素直に感じていました。
しかし、この患者様のお口の条件では、高い理想を求める事が簡単でなかったのもご理解していただきたいと思います。
それは、乗り越えなければならない問題、
などなど
インプラントの上に、入れ歯が乗るタイプとは違い、今回の治療の道のりは大変だったと思います。 しかし、結果的に患者さま自身が、口の中にインプラントがあるという違和感がないぐらいまで、仕上げることができ、大変満足頂いています。
また、一部のインプラントカラーが見えています。当医院としましては、将来的に問題ないと考えております。このカラー部を審美的に治すとまた一時期痛みを伴うため、さらに患者様自身が見た目にも満足されているため、このままにしております。
これから一番気になる事は、大掛かりなインプラント技術が将来において安定し続けられるかどうかになってきます。
それは、上下の顎をコントロールする「かみ合わせ」に掛かっています。
実はインプラントを埋入する治療日数は、たったの2日間しか掛かっていません。ほとんどは、仮歯とかみ合わせの構築に時間(半年間)が割かれているのです。
かみ合わせを構築する中で、一時期は顎関節症が発症していましたが、それもアジャストしていく事で消失し、体調の不具合も出ないことが確認されたため、治療終了へ導いています。
唯一、以前に比べ肩こりが出てきたのですが、生活する中で、異常なレベルではないと、患者さんからのご意見を頂いています。すべては完璧ではありません。
現在は日常生活、就寝時にもマウスピースの装着を勧めず、ご自身の歯のように管理して頂くようアドバイスしています。
多数のインプラント技術と2~3本のインプラント治療とは、全くの別物の治療になってきます。崩れているかみ合わせをどう構築していくかにより、最終結果と快適さが変わるためです。只々、歯ができれば噛めるという単純な事ではないため、慎重な診断と観察力が私たちに問われてくると思っています。
今回の治療は、インプラントを軸に様々な治療技術(治療中にも義歯治療、重度歯周病治療、かみ合わせなど)それらの調和が上手くいき、はじめて患者さまの快適度が上がってまいり、さらに、将来におけるインプラント・歯の安定性に繋がると考えています。
このような患者さまは、インプラントが良いものであると
必ず言ってもらえます。
共に1年間治療に付き合っていただき感謝いたします。
終わった時に、互いに何か寂しさを感じましたが、
無事終われたことに私も納得しています。
お蔭様で治療の方は、他の患者様よりスムーズに流れた方だと感じております。
ひとえにご協力して頂いたお陰と思っております。
治療終了時のアンケートにも「治療中は不安がなかったです。」という
コメントに私たちに気遣っておられたようにも感じます。
誠に有難うございました。
ほほも舌も噛まない、滑らかなカツゼツに「食べ物の味を繊細に感じる」
という回答に私どもは安堵しています。
当たり前と思われる、生理的な運動(舌の動きなど)の回復は以外に難しいものです。
味を繊細に感じるということは、かみ合わせもBESTである表れと感じております。
歯の回復により、消化器官の回復もあると思いますので、
あとは太らぬよう体調のコントロールをしてください。
大変、お疲れ様でした・・・。
※術後の写真は全てメタルボンドセラミックで仕上げております。
治療内容 | インプラント治療とは、歯を失ったところに人口の歯根を埋めて歯を補い、見た目の回復や噛めるようにする治療法です。 |
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標準的な費用 |
■ インプラントの費用 【内訳】※税込価格 【付随検査・処置】※税込価格 |
治療期間および回数 | ■インプラントのみの治療期間・回数(1歯欠損の場合) 治療期間:3ヶ月~1年6ヶ月 (骨の症状による) 回数:5~10回 (消毒来院も含む、咬合は別) |
インプラント治療の流れ | ① 初診・検査 どのようなお悩みがあるのか、しっかりお話を聞かせていただいた上で、口腔内の現状を把握して診断・カウンセリングをするために、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯の模型を取らせていただきます。 ↓ ②診断・カウンセリング 初診時の資料をもとに診断し、治療内容や費用の説明を行い、費用の見積もりを出させていただきます。 ↓ ③ CT撮影・検査 治療方針が決まったら、通常のレントゲン撮影だけではわからない顎の 骨の厚みやインプラントを埋める時の位置関係を詳しく確かめるために当医院内でCT撮影を行います。 ↓ ④骨の移植・造骨(オプション) 顎の骨が薄い場合は、骨のボリュームを増やすために骨の移植を行うことがあります。 ↓ ⑤ 1次手術 顎の骨にインプラントを埋め込む手術をします。 インプラントと顎の骨が結合するまで、通常は3ヶ月から1年待ちます。 ⑥ 即時インプラント(オプション) 1次手術の当日に仮歯を入れることもできます。 ↓ ⑦ 2次手術 歯肉を切開して、インプラントの頭を出します。 ↓ ⑧ 仮歯を入れる 「仮の土台」と「仮歯」を作製して入れます。 仮歯は何度か調整して、かみ合わせを合わせていきます。 ↓ ⑨ 最終的な歯を入れる 型取りをして、最終的な歯を作ります。 ↓ ⑩ 最終チェック しばらく歯を使ってもらって噛み合わせや使用感に問題がないかみてもらいます。具合が悪ければ調整し、問題がなければ終了です。この後は3ヶ月ごとに定期検診に来てもらって、毎回問題が起こっていないかチェックとメインテナンスを行います。 |
施術のリスク・副作用、安全運営のための注意事項 |
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掲載されている治療は、全て当院でなされたものです。よって、全ての症例に関しまして、加工修正を行っておりません。すべて元データもあり、科学的根拠、データ、プロセスを示せるものですので、公的に開示することが可能となっております。また他のメーカー、他人の論文の転用はございません。当院の掲載している症例は、自由診療(完全自費診療ではありません)です。