歯周病治療による審美的要求
3年前、日本で審美治療を受け、仕事のため渡独していました。しかし、歯ぐきからの多量の出血・歯が揺れて「ポッキー」も噛むのが怖い・このままでは歯・根っこごと無くなると深刻な表情をされていました。ドイツでの治療は怖いし、やはり日本で再治療したいと京都からご両親と本人による希望をわざわざ打診。
オールセラミックによる治療されていました。しかし、中から虫歯・神経の化膿などがあり、表面・見た目だけが良い材質を使われていました。歯は「ピアノのけん盤」のよう大きく揺れ、固定しないと人前でセラミック歯がいつ脱落するか・・・・・・・????
患者様にとってこれから治療する限られた時間が、大きな鍵になる。また、ステージに立ち人前で魅せる仕事という条件!!!(その後のこの患者様は、治療においてのご協力と忍耐・プロ意識に感銘を受けました。)
あまりに上顎の歯周病が酷く、OPE後これだけ歯ぐきが無くなる。まさに悲惨です・・・・。
※縫合糸は、できるだけ見えないように配慮しました。まだこの段階では、神経の化膿・虫歯は治療していません。
すべてセラミックです。また、セラミックならではの特性を活かし治しました。
セラミックはすべて単独です。全く連結固定はしていません。歯牙の動揺も全くなくなりました。抜歯せずに治癒したこと、りんごのような硬いものも噛めるように回復。
将来メンテナンス・予防がしやすい状況にしています。歯間ブラシの使用は勧めていません。
一般の方よりセラミックを白くしています。
治療期間の途中に、仮歯のまま仕事のため再渡独。コンサートもあるとのことでした。
この治療結果は簡単に出た訳ではありません。
大変な治療工程と患者様のご協力があったからです。本当に感謝いたします。
笑顔で、ホッとしました!(これは私の感想です)
※上記症例はすべてDr.松本が治療しマネジメントしたものです