術前は、連結されたメタルボンドセラミックが入れられていました。そのため、大きく歯ぐきは腫れあがり歯磨きをすればするほど血だらけ状態になるようです。前医が連結された理由は簡単です。右上3番が乳歯であり、右上1番が動揺と軽度(ポケット5ミリ)の歯周病の傾向があったため連結したのだと思われます。仕方ないですね。
弱った歯根では、噛む力に耐え切れないため連結される事が多いですからね。しかし、私はそのやり方は、好きではありません。それは、本質と向き合わないで対処している事になるからです。
結果、乳歯は耐久性・将来性がないため、残念ながら抜歯しました。右上234番はブリッジです。右上3番は歯が存在しません、欠損です。その欠損部はインプラントも考えましたが、歯槽内に真横に犬歯が存在するため無理と判断しました。これだけ腫れると、理想としている歯ぐきの形態にするのが意外に難しいんですよ。しかし、今回は必要と判断したため歯周外科実施しています。歯の動揺も解決し、今後の歯周病の再発はないと思います。