CASEBOOK:001 歯周病
言うのは簡単!「歯を残す!」って書いてるけど、結局抜くんじゃん!
最近、「歯を残す」というのが増えてきたからか、来院直後の患者様からこんなご意見が増えてきています。「歯を残すと言いながら、結局抜くんじゃないか~」だから「お宅は口先だけ?どうなの?」というご意見があります。もちろん、「何でも残す、何でも抜かない!」とは我々の医院は謳っておりませんので、「抜かねばならないものは、もちろん抜きますし、削ります。そのため抜く機材、削る機材も整えております」とお伝えしています。あらゆる技術を駆使することで、多くの歯を残す、延命する『*特殊な技術』を沢山持っているということと、それに伴う実績が2006年開業以前から豊富であることです。
(*歯の神経治療だけが、歯が残る技術ではありません。歯周病から守る技術、重度歯周病から救う技術、インプラント周囲炎から救う技術、その他に色々と)
しかし、まず歯科医院が必要なことは、弱ってる難しい歯を『残せるという裏付け、エビデンス(証拠)、治療実績』を提示できるかどうかが、見比べることが大きな鍵だと思います。『言うのは 易し(簡単)』で!実際に『歯を残す』というのは実は非常に難しい技術ですので、患者様もよく調べて探していただきたいと思いますし、まずそれぞれの医院のお話を聴くことでしょう。最近「歯を残す」と謳う医院はかなり増えたと思いますが...実際に出来てるかどうかは、各医院の技術レベルがバラバラなので裁量・感覚で謳われておりますので、患者様もしっかり事前の医院のお話をお聞きなされることをお勧め致します。
歯科医の仕事は、外科医と同じように、腕、テクニック・技術レベルが問われます。その違いによって、見通す診断、見解も大きく変わります。【近年コロナで、テレビ出る専門家同士の意見が大きく割れる光景が数多く見られました。感染症にはパターンや分類があるわけで、『歴史から学ぶ』ことをしていないのか?と疑問に思いました。そのため感染症の専門家によって見解が大きく別れ、それにより政治家が右往左往されていました。実はどんな専門家同士でも、正しい真相や見解が割れますし議論にもなります。だから素人の患者様は、判断するのが益々難しいという訳です。だから治療における正直な『結果』が重要だと思います】
また『歯を残すこと』は、歯科治療の中で、『一番難しい治療』だと言うことです。インプラントや矯正よりも、『一番難しい治療』だと言うことを患者様は認識してください。
それは何故か?
そもそも歯を残すことが、難しいから抜歯してインプラントを入れるのですし、歯が並ばないから矯正で健全な歯を抜くので、インプラントや矯正の方が実は簡単ともなります。我々は歯を抜くことや、削ること、インプラントに否定はしません。治るために都合上致し方ないことであり、必要性で判断します。世の中の全ての歯医者から、いまだに削る嫌な音の機械と、抜く機材が無くなり、全てがレーザーに置き換わることはないです。レーザーは万能ではありません。また歯のトラブルが勝手に治るなら、これらの全ての機材はいらないですが、そんな都合のよいことはおきません。
今までの世間の触れ込み、先入観は、真逆でした。(歯を残すことより、インプラントの方が難しいというイメージ、先入観を与えていました。言うなればプロパガンダと同じです)だから『難しいインプラントを入れる技術あるなら、なぜ歯が残せないのか?』と素人なら思うはずで、そんな素朴な疑問を持ちませんか。この医院を2006年にそんな素朴な疑問から立ち上がりました。だから、弱った歯を残すことは、本当に難しいのです。
最後に当医院は「歯を残す」という言葉を作り、謳った全国で初めての医院です。 それは『あらゆる特殊技術を駆使し、歯が少しでも残ること、延命の確率を高めた技術』の実現を2006年以前に見出だせたため、スタートした医院であります。最後に、弱った歯を残す為に、目先の治療だけにこだわらず、そのために『練られた計画を立てる医院』である、という医院でございますので、歯に限らず色んなことを、一度ご相談してみてください。