CASEBOOK:006 歯周病
歯を延命するには?
当医院は、複雑な難治療を多数完結し、経過観察してきたからこそ、解る豊富な特殊なデータと裏付けから、『歯が延命するには? どうしたらよいか』という分析と見解を申します。
まず歯が壊れてない人は、歯を触らない方が良いと思います。歯に不自由がないという場合の人は、歯磨きが出来てないよりも、触らない(治療しない)方が、歯が延命します。しかし今や美しくしたいから、コンプレックスがあるから矯正治療、部分矯正や審美治療を受けることはあると思いますが、触ることで歯が壊れていく確率が実は高まります。
しかし、逆にもう既に歯が壊れている人は、触らず(治療せず)放置していると、益々壊れ方が激しくなりますし、触り方(治し方)によっては益々壊れます。
よって、歯の延命には繋がりません。
歯の壊れ方は、個々に違いますので、一概に同じ条件で比べることは出来ませんが、それでもそれらを考慮した上で、さらに歯の延命に大きく影響、支配しそうなのは、『患者様の歯に対する価値観と行動パターン』によって将来を大きく影響、支配している事が判明しています。
当院で大変な思いで治療をしてきて、完成しても、せっかく頑張って治療通院が終わっても、1年以上点検せず放置していたら、歯のトラブルに見舞われることもあるからです。
ほとんど点検せずに、歯が壊れてからよく聞かれる言葉ですが、「本当に調子よかったんで~」と、非常に楽観的なご意見を頂くことがありますが、これでは歯が延命することがない良くない考え方ですね。
歯が壊れてしまった場合、もちろん再度、再建治療をします。メンテナンスや、アップデートのレベルではなく、マイナスからの再建レベルになりますので、難易度が上がります。
色んな性格の方、考え方、言い訳があるかと思いますが、医科でも人間ドックを受けない方は、病気に対して手遅れ感に繋がるのと同じことであります。歯は直ぐ命に関わらないですが、体の色んなことをトラブルを引き起こすことが解ってきていますので、放置せず早めに早めに歯の点検から受けていただくことが、歯の延命になりますので、心して欲しいですね。
まず3か月に一度の『当医院での技術よる診断』定期検診を受けて欲しいですね。何が違うのか?
物事の視点、診断スキルが大きく違います。
ここで見つかる歯や歯ぐきの問題、突発的に起こる問題に対して、メンテナンスの仕方や適切なアップデートを適時に施せば、『症例番号No.194/プロセス編』のように※喫煙していても、歯の長期的延命、圧倒的に費用を少なくて済む(多数のインプラントに至らない)に繋がっております。
この患者様は、やはり医療従事者だからでしょうか、歯を延命させる重要なポイントを『歯を残すための心構え』を心得ていると言えます(喫煙の推奨はしていません)