CASEBOOK:017 歯周病
歯周病は遺伝ですか?
当医院の見解は「いいえ』と言っておきましょう。
関係ないと捉えています。歯周病の原因は1つとは言えません。
当医院には、こんなエピソードがあります。歯周病の病状『重症度』は多少違うけど、50代の姉妹2人が来院して、お口の状態を確認し、その後カウンセリングをお二人で受け、お姉さんは当医院で『歯を残すという治療®』を受け、妹さんは別の医院を選び『再生治療』を中心に歯周病治療を受けることになりました。
しかし、妹さんは、再生治療など色々受けたらしいですが、結果現在は、ほとんど歯が残らず、部分入れ歯になってしまい、さらに未だその入れ歯も安定せずと、妹さんの歯の苦しみをお姉から聞いております。お姉さんは、当医院の『歯を残すという治療®』+歯周病治療で、インプラントなしに、すべての歯が自立できるまでに回復し、メンテナンスのみに移行している状況です。
姉妹の歯周病経過の進捗状況は、常に確認しています。
ということは、当医院では「遺伝性」と断言するには無理があるという事実があります。そもそも、『遺伝性と決めつけてしまえば』治しても治らない、だから治療しない方が良いという結論に達します。
たまたま、姉妹で、歯周病だったのです。
この歯周病は、遺伝性と言われるケースだけでなく、他のケースでも違った視点 (例えば、生活環境によって、夫婦間の感染ではどうでしょうか?)など、世間で言われる歯周病が感染するリスクなども不可思議な説明が多いです。当医院ではそんな事実を確認し、歯周病すべてを理解しているケースが幾つも事実として存在していますし、解説できます。それは、あらゆる重症の歯周病患者を多く救った結果、根拠があるからです。(もちろん、逆に治らない人の"傾向"も理解しています)