CASEBOOK:026 歯周病
歯周病が治らない人はいますか?
もちろん、おられます。
歯周病から治り卒業される方が、当医院ではほとんどですが、中には治らない方もいるのも事実です。どんな人が治らないかは、明らかに『傾向』があり当医院では細かく理解してきています。歯周病の初期は、歯石除去やお掃除やクリーニングの一般的な治療等で対応していれば、大きくは問題ないかと思いますが。
では、歯周病の中等度~重度となると、これまた単発的な治療技術を幾つも持っていても、重度歯周病はどうにもなりませんし、治し方によっては悪くなり大きく未来が変わってしまいます。だから、『医療側も良かれ』と思って触るのでなく、逆に触らない勇気、他人に迷惑を掛けない勇気も必要だと考えます。しかし、治療すると言う決断した以上、当医院は責任感持って、事前にあらゆる事を想定して対応していきます。
その他にも、治らない原因は多くあります。それは患者様が医療に対して非協力的(キャンセルによる治療想定・予定の崩れ)であることは、絶対に病には打ち勝てない理由の一つです。やはり、自分の病と戦うのは、患者様であり、自分自身であります。当医院では、歯周病の『弱っていた歯』が治ってきた患者様・ケースを多く存在していますので、逆にどのような患者様が治らないかは、もちろん深く分かっていますし、傾向も詳しく理解しています。
今までの治療の中で、なかなか協力して貰えない場合は、これ以上の治療費が勿体ないですので、残念ですがこちらから『治療をお断り』する場合もごさいます。それは、今後のお互いの不幸を招かないためにも必要なことだと思いますので、事前にお話をさせて貰ったこともあります。