「歯周病が治らない」で来院される方の切実な訴えの内容集
まずは近隣の良い歯医者さん(自分に合った)や専門医を見つけましょう。それでも難しい場合は、大阪梅田の当医院にご相談下さい。
歯周病とは?歯周病は七不思議な病気!
大きく分けて歯肉炎と歯槽膿漏になります。菌の温床である歯石があると歯周病をより深刻にさせ、時には腫れもせず進行するし歯槽膿漏(歯周炎)まで起こします。それは、歯が揺れて歯と骨(歯槽骨)との接触が無くなり骨が溶けてしまう、最後には抜け落ちてしまう怖~い病気です。そのため、歯科治療の中でもかなり厄介な病いでもありますので、歯周病は苦手な歯医者さんも多くおられるのも事実なります。だから、歯周病の歯を抜くことで解決を目指してしまいます。また、患者様によったら必死に歯磨きしているのにも関わらず、歯周病で1本の歯が抜け落ちても、さらに歯周病が止まらず次から次へと歯周病になるのが、この病気の最大の特徴です。
しかし、こんな人いませんか?『あの人はそんなに歯磨きしていないのに?』なぜ歯周病にならない七不思議な人がいるのか!?という人も周りにおられませんか!だから貴方の周りの方が、皆さん全員が歯周病に悩んでいますか?
私はこんなに歯磨きしているし、以前に矯正治療もして歯並び整え、歯磨きもしやすくしたのに。また定期検診にもマメに通っているのに、ドンドン歯周病がひどくなるのか。逆になぜ!?って言うことがありませんか。
事実そんな方々、歯周病に困ってない中高年の人が現実におられます。それは歯質が強い?弱い?からでしょうか? そんな簡単な理由で決めつけていたらダメでしょう。
だから不思議な病気ですし、不公平な話ですが、患者様はこの話を曖昧にしない方がよいと思うのが、当医院からのメッセージです。
また歯周病は、歯ぎしりとかみ合わせも原因の一つだからと言われ、マウスピース、(スプリント類)を渡されたという方も多く来院されます。しかし、それでも歯周病の進行は止まらず進んでいると感じられておられる方は多くおられます。などなど・・・・・問題はどこに。
逆に過去には、こんな患者様が当医院に来られます。これは「大変だ!」と専門性のある方に言われ、歳も65歳だし歯周病が酷くインプラントになる前に歯が残らないことを心配して、『歯周病の歯を出来るだけ残したい』ということで当医院を来院され、「インプラントを回避できれば…」という主訴で、ご相談の65歳の男性の患者様(下記のケース)がおられました。
当院での結果、結論は、歯肉炎のみ(軽度の歯周病)で骨にまで影響する歯周病は引き起こしていないし、「今後も全くそんなに心配はない」と太鼓判を押すという事例もあります。そのような方には早々にご納得して頂き、ご安心してご卒業し、定期健診・予防に移行させていただいています。この下記の65歳の患者様は、32本すべて全く問題なく、今なお「30歳代か?」と思うぐらいに健全な歯槽骨を保たれているという患者様も現実におられます。当医院では、大きな問題のない方に、早く安心させ、無駄な治療を避けて貰い、今後の治療費を抑える努力を考えています。
強いては、『全体の医療費削減の観点』と、『通院生活の時間の削減』にも有効だと感じているからです。
【2010年 65歳】非常に素晴らしいです!65歳で32本すべての歯があります。65歳で歯槽膿漏が見られません。「歯槽骨は30歳代」と言って過言ではありません。なぜ、この人はこの年齢で歯周病が酷くならないのか?この疑問を解く必要があります。
ドクターがカウンセリング
当医院では非常に煩雑(はんざつ)なケースが次々終了し患者様が一旦完全に卒業されていくことで、多くの患者様から色んなご意見を頂きます。また、そのときに患者様の晴れた顔を拝見できることは、双方の更なる信頼感を崩さぬためにも、さらにメンテナンスに移行させ一掃の予防と再発防止に全力を注ぎます。
あらゆる初期~重度、超重度の歯周病ケースが事例集以外に、多岐にわたり多く事例を行っています。そのため、お困りの方の多くは似た事例を見る事ができ、どのような経過で治っていくのか、コーディネーターや衛生士ではなくドクターが過程と結果に重視して、より事実をより客観的にご説明しております。
当医院では健全な歯の持ち主から、歯周病予備軍患者、歯周病患者まで、色々な歯の悩みをもった人たちを対象に治療を行こなっています。
歯周病の中程度・重度の患者様には予防、メンテナンスだけでは解決しません。
一番困難と言われる歯周病治療には患者様と協力して取り組み、歯周組織に対して積極的に再生治療を行います。
特に重度事例のケースは、高度・中等度のケースも完治していますし、現在も経過も追っています。よく見ていただき特殊な治療法をご覧下さい。
歯周病の症状として、重症度別の症例も下記よりご覧いただけます。
こちらに載るケースの大半が、一般的に医学的見解では『重度の歯肉炎~重度の歯周炎』と言われるケースになります。この分類は学会等で出されているものでなく、「あくまで当医院のオリジナルな指標」で患者様が理解されやすいように作製したものです。「治療の複雑さ」を基準にして「軽度~重度」として分類したものです。ここに載ったケースはもちろん、すべて完治し、予防メンテナンスに移行しています。また、ここに載っている症例はごく一部です。すべては実際に行ったケースですので、具体的な治療のアドバイスが可能になっています。ご相談ください。
ご予約を含めたお問い合わせはお電話(TEL:06-6486-1110)へ
常に進行し続けている『病気 歯周病』を止めなければなりません。よって、患者様からの『頻繁』の予約キャンセルをすることは、適切な治療タイミングを失い、お約束した最良な結果(責任)に導くことができません。その場合は、大変申し訳ありませんが、今後の治療をお断りする場合がございます。悪しからず、ご了承下さい。
『歯を残すという治療®・技術』+歯周病治療で完治を"形"に
歯周病・特に初期の歯周炎からは、治療時期・治療タイミングを逃すとますます複雑な治療をしなければ治らなくなります。医院診断力・技術力・プロセスそして、医院のスキルが、問われる病気でもあります。「ずっと薬(内科的投薬)と掃除とクリーニングばかりで腫れは引いて治ったと言われたが、歯周病の改善したとは思えない」など、不思議な相談があります。それは、「治る」という定義にバラつきが現実に各医院にあり、不安を解消しない患者が多くおられるのも事実だからです。最近は、当医院に来られる患者様に再生医療を、過去にもしくは、最近に受けたという経験のある方が増えてきています。その患者さまからも「これ治った?の?」という実感の無さと、治ったという曖昧さに、患者様からも色んな見解と感想が多く増えているのも現実に存在してきています。
MDENTAL STUDIO 松本歯科クリニックでは、歯周病の程度、進行度合いによって治療対応・治療の流れが患者様個々に異なり、同じマニュアルを組むことが出来ません。
歯周病の中等度以上は、残念ながら1人として治療の仕方・流れが同じではないのです。
その治療に協力的であればあるほど。良い結果が生まれ、お蔭様で(症状:中程度~重度)患者様から高く評価を頂いておりますし、あらゆるパターンの歯周病重度の実績がございます。(※歯周病は、虫歯感覚でワガママ、ご都合ばかり優先していては、時間がなく病気に勝てませんので、それが大きなデメリットとなります)
当医院では『歯を残すという治療®』+『歯周病治療』により自然な口腔内を実現しています。
またそれは、審美治療=歯周病治療ではありません。審美治療を受けても歯周病は治りませんので、誤解の無いようお願いします。さらに、当院における歯を残すという治療®とインプラント治療技術に根本的相関はありません。
特に歯周病治療(中程度以上)というのは歯科治療の中で最も困難な治療です。インプラントを埋入する方が、比較的簡単であるか。
そのため、インプラントを埋入するだけならば、全国に広まるぐらい難易度は下がったのです。
当医院では、より問題が複雑化している歯周病患者を、治療スタート前と比較して『食事が快適に出来るよう』積極的に「歯を残すという治療®」を活用し、さらに『もし完全な条件』を頂けたら、歯周病の再発が起こりにくい環境を作りを焦点としています。
現在、歯周病関連の治療事例を、治療事例集のページに掲載しています。
あくまでこれは一部の一例で、他にも多くの歯周病パターンの事例をご用意しております。だから、いろいろな治療法にて行っております。
- 【関連ページ】 「治ってきているという実感」を重視した結果へ
- 【関連ページ】 医院の技術的差による歯周病治療
- 【関連ページ】 歯周病の「治る・残る」とは、どういうこと!?
- 【関連ページ】 消極的治療(歯周病予防)と積極的治療のどちらが良いか?
よくあるご質問
うがい薬や・内服薬などで治るのですか?
いいえ。治っていたら苦労しないですよね。
ハリゾン(うがい薬)・ジスロマック(抗生剤)は、一定の腫れと痛みは引きますが、中等度以上の患者様になりますと完全回復することは難しいので、歯周病の本質は治っていません。
過去、テレビに出たことでパーフェクトぺリオのご質問と導入予定についてのご質問も多くなっています。
この見解は他のメーカーと当医院で検証していますが、推測の域でしか話せません。
当医院ではこれは、うがい薬ですので、「予防」にはいいのではと?思いますが、そもそも、「治る」とまでは言及するには無理があり過ぎます。
現に当医院に通う中等度歯周病患者様が、パーフェクトぺリオを他院から購入され、その使用経過の報告を受けた事が十数人おられ、その患者様からの報告ですと「歯周病が治る」という効果に疑問を抱かれておりました。
よって、その結果を受け、メーカーに問い合わせるか販売している医院さんに聞かれた方が一番いいかと思います。
当医院は、この商品につきまして、テレビによる一過性の流行とみていますし、当医院との方針とは、相違しておりますので今後も導入する予定は考えておりません。ご理解頂きますようお願いいたします。
これに附きましては、現在でも今後も当医院の見解を変えることはないと考えております。(2009年12月時点)
タバコは、歯周病を悪化させますか?
いいえ。と言いたいですが。助長させることはあるでしょうが・・・・。
では、ヘビースモーカーが皆、歯周病になるか!それもないと言えます。当医院では歯周病治療しながら、治っていく患者様が多数確認しております。
また通院期間においても、おタバコを吸われている方がおられます。事実としてお体に悪いことは確かでしょうし、お口の中は綺麗とは言えませんので。「辞めて頂いた方が」と申しておきます。
歯周病は遺伝ですか?
当医院の見解は「いいえ』と言っておきましょう。
関係ないと捉えています。歯周病の原因は1つとは言えません。
当医院には、こんなエピソードがあります。歯周病の病状『重症度』は多少違うけど、50代の姉妹2人が来院して、お口の状態を確認し、その後カウンセリングをお二人で受け、お姉さんは当医院で『歯を残すという治療®』を受け、妹さんは別の医院を選び『再生治療』を中心に歯周病治療を受けることになりました。
しかし、妹さんは、再生治療など色々受けたらしいですが、結果現在は、ほとんど歯が残らず、部分入れ歯になってしまい、さらに未だその入れ歯も安定せずと、妹さんの歯の苦しみをお姉から聞いております。お姉さんは、当医院の『歯を残すという治療®』+歯周病治療で、インプラントなしに、すべての歯が自立できるまでに回復し、メンテナンスのみに移行している状況です。
姉妹の歯周病経過の進捗状況は、常に確認しています。
ということは、当医院では「遺伝性」と断言するには無理があるという事実があります。そもそも、『遺伝性と決めつけてしまえば』治しても治らない、だから治療しない方が良いという結論に達します。
たまたま、姉妹で、歯周病だったのです。
この歯周病は、遺伝性と言われるケースだけでなく、他のケースでも違った視点(例えば、生活環境によって、夫婦間の感染ではどうでしょうか?)など、世間で言われる歯周病が感染するリスクなども不可思議な説明が多いです。当医院ではそんな事実を確認し、歯周病すべてを理解しているケースが幾つも事実として存在していますし、解説できます。それは、あらゆる重症の歯周病患者を多く救った結果、根拠があるからです。(もちろん、逆に治らない人の"傾向"も理解しています)
歯間ブラシは歯周病を止めることができるの?
止まるのか?と言えば、『いいえ』となります。残念ながら歯周病はそんな簡単に治る事はありませんし、だから様子を見ていても良くもなりません。歯間ブラシの使い方を間違えている事も多いですが、そもそも、歯間ブラシは『歯と歯の隙間を掃除する補助道具』ですので、隙間が大きい人は、必要性を高める事が正しいと思います。
もちろん、歯と歯の隙間がある人は、歯間ブラシを使わなければ、汚れは貯まる一方で、歯グキが腫れる原因になりますので、使う事をお勧めします。しかし、益々隙間も大きくなっていくでしょう。
要は如何に隙間小さく、清掃性が高めれるか!
簡単にプラスチック(レジン)で詰める治療をすると、より歯グキが腫れやすい環境も作るので、そういった対応は要注意ですので、安易に捉えない事をお勧めします。
それよりも『歯を残すという治療®』を施術した場合は、歯周病でできた歯と歯の隙間を閉じて行くことが可能になっていきますし、徐々に歯肉が増えることもありますので、またその後の他の治療では、歯間ブラシが不要な方向性になり、物の詰まり、食べ易さなどに、口腔内で貢献する技術となっております。(根拠ございます)
歯周外科は必ず行うのですか?
いいえ。歯周外科が、必要な方だけ行っています。
必要以上に歯周外科を行いますと、患者様の後の生活に支障をきたします。返って食事しづらくなります。
当医院ではできるだけ患者様のストレスはかけたくありませんから、もし行ったとしても、当医院の歯周外科は腫れ、痛みが少なくて済むようにしているのも特徴ですし、必要性には、よく考慮致しますし、さらに必要最低限にするのが当医院の特徴です。
歯周外科治療を受けたのですが、一向に良くなりません。
治るからと言われたのですが、なかなか治らないのですが・・・。
この質問、相談もよくありますね。
歯周外科を簡単に申しますと、見えない所に埋もれる汚れ・歯石を、歯ぐきをめくり、より見やすくして歯石等を除去・ポケット除去をする。
または骨の形態を修正ことを目的にしています。
もしくは、骨の再生療法のため行うためにあります。汚れ(歯石等)が付いたから取る、失ったから足すといった行為だけです。
それだけでは歯周病の本質を残念ながら治ることはないと思いますし、また再発する患者様が多数おられ転院され来られます。患者様個々に、あらゆる原因があると思います。
先日、違う歯医者さんで歯周病だから、カブセを繋がれてしまった(連結ですね。)のですが本当にいいのですか?
致し方ない手段ではないでしょうか。当医院はカブセをつなぐ(大連結)事はしません。しない理由はもちろんあります。そんなことできるのですか?当医院では大連結は推奨しません。
連結させなくて済むという説明は、非常に複雑になるため、逆からの説明をさせて戴きます。
そもそも、なぜ連結するのかを説明する方が簡単ですのでさせて戴きます。
弱っている歯を他の健全な歯で支える事で、「みんなで助けあう」という手法です。そうすれば、歯の揺れは一時期的に、止まりますが根本が治っていなければ、大連結すると将来的に、管理がさらに難しくなり健全な歯も道連れ(共倒れ・運命共同体)でおかしくなり、気付いた時はすべての歯が重度の歯周病になって手遅れに、と言うことが多くなります。
この場合、全て初めからやり直さねばいけないことを。(下記に詳細)だから、薦める治療法ではないと感じています。歯周病治療として、"連結"というのは何より簡単な手段の1つになりますが、安定感が悪くなるでしょう。
だから、歯周病が治ったと思ったら、再発して全てやり直しというケースもよく見られます。
連結処置はその上、患者様自身がメンテナンスするのが難しいため、逆に管理不足になり、口臭の原因になったり、歯石が溜まり腫れたりと悪循環になって歯を失う人が多いです。
もうひとつは、連結される理由は、歯周病に関わらず、その医院方針だったりします。つなぐ(大連結)ことは、一番安易な手段です。
もし、連結しているカブセが再度トラブルを起こす、一度その状態でグラつくと、完全崩壊が早まる可能性高くなり、全てやり直さなければいけないリスクを今後負うことになります。慎重にご検討してください。
前歯だけで歯周病は治りますか?
前歯だけが当然歯周病であればですが。少し視点を変えて、奥歯が元々存在しない場合は、前歯だけで治すということは理論上うまくいきません。必ず崩れてきます。無理がありすぎですね。食事もし辛いはずです。やはり奥歯は、奥歯の存在理由がありますので、入れ歯でもいいので必要だと思います。
歯周病治療を専門に2年ぐらい受けているのですが、改善が見えません。どうしてでしょうか。このままなら歯をさらに失います。治るのでしょうか。また、マイクロスコープで治療を受けたほうがいいでしょうか?
この質問多いですね。一生懸命信じて治療を受けておられると思いますが、その現実・現状に満足されていない方が意外におられます。単に歯石の除去・除石(スケーリング・SRP)だけ、歯磨きをしやすくするための歯並び(矯正治療)の改善だけ、かみ合わせだけの改善、再生治療(エムドゲインの使用)だけ、インプラントだけ、歯周外科だけの『だけ』ではよい結果は出ることはありません。この回答の「本質を説明する」のは、個人によって状況も違いすぎるので簡単に説明するのは言葉で説明するのは難しい過ぎます。申し訳ないですが、カウンセリングにて個々にあわせて詳しく歯周病が起こる理由、治らない理由、またこれからどうするべきかを詳しくお話します。
あと、最近マイクロスコープの相談が多いのですが、確かに術野がよく見え良いものです。当院もルーペを使うドクターもいます。しかしルーペやマイクロスコープが、当医院の治療の大きな成功のポイントにはなりえません。使わないケースでも、歯周病が多く治った患者様がおられる現実があるため、それを偶然と捉えるべきでしょうか。スコープは、術野が見やすいこと、見えることは大事なことであり、見えないより良いことだと思いますが、あくまでプロセス、過程の一つ、一助であって、最終結果、成功条件とは、別にあると考えています。
ある使っているドクターは、マイクロスコープを「老眼鏡」だ。「歯科医院の差別化」だと例えた方もおられましたが、確かにそれは正しい見解だと思います。スコープ≠治るだと思います。
歯周病になると血圧が上がるというのは本当でしょうか。歯周病菌が関連しますか?
確かにそうですね。確率からすると高いのは論文等で紹介されていますし、歯周病菌が関連するとも書いているものが多いと思います。しかし、私は多くの歯周病患者・予備軍患者を診ていますと、歯周病菌の進入を関連づけるのは、無理があると感じております。あくまで、統計上の結果だけですし、歯周病=高血圧になるというつながりは別だと治療していて感じております。だからといって歯周病菌が多くてもいいというわけでもありませんが・・・・。
歯周外科治療を受けたのですが、一向に良くなりません。
歯周外科を受ければ、良くなることもありますが、逆に結果的に悪くなる場合もあります。
それは、歯ぐきが引き締まったせいで痩せて隙間が大きくなり、逆に食べ物が詰まりやすくなり、手入れが難しく進行が早まることがあり、よって患者自身では管理しにくくなることがございます。
当医院での歯周外科を施術する場合は、『当医院の技術力』と『歯周病の程度』を勘案して適材適所に外科のテクニックレベルを変え施術しております。
結論、歯周外科をするかどうかは、その医院の症例数、経験値ではなく、客観的に見れる根拠、症例結果がどうなったのかを事前に確認することができれば、最良になることでしょう。
歯周病が治らない人はいますか?
もちろん、おられます。
歯周病から治り卒業される方が、当医院ではほとんどですが、中には治らない方もいるのも事実です。どんな人が治らないかは、明らかに『傾向』があり当医院では細かく理解してきています。歯周病の初期は、歯石除去やお掃除やクリーニングの一般的な治療等で対応していれば、大きくは問題ないかと思いますが。
では、歯周病の中等度~重度となると、これまた単発的な治療技術を幾つも持っていても、重度歯周病はどうにもなりませんし、治し方によっては悪くなり大きく未来が変わってしまいます。だから、『医療側も良かれ』と思って触るのでなく、逆に触らない勇気、他人に迷惑を掛けない勇気も必要だと考えます。しかし、治療すると言う決断した以上、当医院は責任感持って、事前にあらゆる事を想定して対応していきます。
その他にも、治らない原因は多くあります。それは患者様が医療に対して非協力的(キャンセルによる治療想定・予定の崩れ)であることは、絶対に病には打ち勝てない理由の一つです。やはり、自分の病と戦うのは、患者様であり、自分自身であります。当医院では、歯周病の『弱っていた歯』が治ってきた患者様・ケースを多く存在していますので、逆にどのような患者様が治らないかは、もちろん深く分かっていますし、傾向も詳しく理解しています。
今までの治療の中で、なかなか協力して貰えない場合は、これ以上の治療費が勿体ないですので、残念ですがこちらから『治療をお断り』する場合もございます。それは、今後のお互いの不幸を招かないためにも必要なことだと思いますので、事前にお話をさせて貰ったこともあります。